cinra magazine vol.13

無料のウェブマガジン。この日記のタイトルであるBOOKOFFを肯定する特集や音楽とお金の問題など非常に興味深かった。高橋健太郎氏がインタビューで話していた、レコード会社がお金がある頃に作った3000円のCDが中古50円CDになってしまう話は音楽がいかに「ファッション」であるかを痛感させられる。
そんな、クズ同然の流行りモノCDから、いかに今でもカッコイイものを探せるかがこのブログのテーマでもあるのです。
そこで出て来るのがブックオフブックオフは素晴らしい。僕も全面的にブックオフを肯定する(CDの中身が違うことがなければ)。探す労力さえ惜しまなければ有る程度売れている本やCDは買えるし、なんせ安いから良い。金が無い学生にとって安いというのは何事にも変えがたい程良い事だ。BOOKOFFの店員がインタビューで「BOOKOFFでは古びた文学全集を100円で売っちゃいますね。」と言っているのだが、まさにブックオフはそこが強みなのである。CD、本に変なプレミアが付かない。全てが商品の綺麗さと棚に置いた期間だけの指標によって、画一に値段が付けられている。そこが変なしがらみがある普通の中古屋よりもクールだ。
ブックオフの10年前のムーブになった物の在庫が一番多いという品揃えもある意味でディスクユニオンなどの品揃えと違って、その頃を体験してない僕には面白い。今の250円CDコーナーはオールドスクールレイブがもう衰退して、サイバートランスがきているらしいとか・・・。
 
別のテーマになるけども 座談会「僕たちが見る音楽シーンの現在」に書いてあった、音楽を伝える立場の人が大きなメディアに少なくなっているってのも重要な問題だと思った。今、テレビ、ラジオ、雑誌とか見たり聞いたり読んだりしていて本当に面白い音楽が全然入ってこない。大体の良いと思うものはネットで知ってるしなあ。ブレイクコアあざーむさんがやっていたブログで知ったし、ホントにネットが無かったらこんな音楽聴いてませんよ。
ただネットが出来る人がすべてでは無いと思うし、やっぱりきっかけが無いとネットで音楽を探す気にもならないだろうし、大きなメディアでオモシロイ音楽を取り上げるモノがあるともっと良いんだけどな。あまりにオリコンのチャートばかり何度も繰り返しすぎだ。
ネタ元→音楽配信メモ