音楽と著作権/指針

もう一つの著作権の話「リィモもCD TUBEも違法」とJASRAC-家を建てようイルコモンズのふた。 : ▼著作権の相対化とローカルルール最後にたけくまメモ : 【著作権】とんでもない法案が審議されているを最近になって読んでいて一人頭の中で著作権問題が持ち上がってきてる。僕が知っている今ある法律の中で一番しっくりこないというか、無意味というか、気になるわけですよ。DJMIXを上げたりしてるわけでそれ自体はグレーゾーンかもしれないけど、もしも相手がやる気になれば捕まることもありえるわけで、一番身近な法律問題であることは間違いないんだよね。
著作権法全部を噛み砕くのはまだ無知だから分からない。けど、今の時代デジタル化出来る、ほとんどの普通に流通されているコンテンツはP2PやらアップロードやらYoutubeニコニコ動画で確実に見たり、聞いたり出来るわけでタダで多くのモノが楽しめる状況があるのは隠しきれない。クラブミュージックに関して言うとSoulseekという素晴らしいP2Pソフトがあって、驚くべき量の楽曲が落とせる。でもね、そんなこと言ったって僕はP2Pで落として満足することができない訳ですよ。それは何故かというとやっぱりCDやレコードとしてハードとしての所有欲がある。そのためにお金を払ってハードを買う。でもそれだけだったらiTunes Storeなどの音楽配信サイトは成り立たないわけで、もう一つ重要になってくるのはやっぱりアーティストへのリスペクト精神であって、素晴らしい作品を作ってくれた感謝の対価であるべきで、アーティストが築き上げる文化への支援金であるべき。だからこそYoutubeで色んな物を見て聞いて、P2Pソフト色々と落として見て聞いて、どの楽曲がいいか、どのアーティストがいいかを見分けて本当に惚れこんだ物だけを買うべきで、データだけの仮の所有だけで満足するのではなく、自分が好きな文化を発展させる証明としてCDやレコードを買うべきだと僕は思う。だからこそ、P2PYoutube等の動画配信サイトは規制するべきじゃない。そのうえ、Youtubeの映像クオリティーや音質は大したことが無いので本当に好きな物をそこで見つけたら確実にDVDでもなんでも買うだろう。むしろ、コンテンツへの窓口が大きくなったと容認するべきだろうと思う。だって、知らない物は聞くことも、買うこともできないんだから。サンプリングやDJMIXなんかの問題も同じような物で、サンプリングされていたからといって、それをされたアーティストの売り上げが下がることもないだろうし、勝手にDJMIXに収録されてアップされたとしても完全な物として手に入れることはできないので本当に良い物があったら絶対買うと思う。
僕が良く聞いているブレイクコアって音楽はそこら辺の本質を分かっていて、この前紹介したC8.COMなどで、無料でほとんどのMP3が落とせるんですよね。つまりこの吟味してより良い物を買うってことを推し進めてきたジャンルで僕がこういう考えを持つのもその影響が大きいのかもしれない。ブレイクコアのこのような考え方については2005年に書かれたものなのだけれども、sokushaku 5gene.: 言語化運動が詳しい。
こういうような指針で音楽と著作権について接して行こうと思うということを分かって欲しくて書いたので、色々と不備があると思うし、こういう考えが一般的に浸透するとは思っていないけれども、どういう風に考えても今の段階ではこういう解釈しか僕にはできないのです。