ビニールに刻まれたTRIBEに埋もれて死ぬ

2008年現在、高速BPM領域で一番尖ったジャンルというかスタイルが僕の中ではTRIBEなわけで、この前もElectro-Violenceという高円寺の日本でTRIBEを入荷してる数少ない店でアナログを買ってきたのでそれを紹介していきます。タイトルのリンクから試聴できるサイトに飛べます。

FONKY BITCH 01 / UBBLE

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フランスの新人UBBLEによるファーストリリース。今のTRIBEの主流の音とは若干かけ離れていて、2004年ごろ「Free Style Listen」がリリースしていた音を思い出させるファンキーで粘っこいシンセと土着的ドラム。ちょっと前まではこういう音が多かったのですが、最近はあまり無いのでこんなの見つけると買っちゃいますね。

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Weasel Busters Tribe は言うまでもなくTRIBE界の黄金タッグなわけですが、その中の1人でどういう立場なのか分かりませんが外から見てるとそこまで活動が活発ではない「Joss Weasel」のソロでは2枚目のアナログ。上のUBBLEよりもスカスカでこれはTRIBEなのかと疑いたくなるような作風。A1の酷さは秀逸で、フラメンコ?にキックがドンドン、それだけ、あまりのチープさにホロリと涙が。B面は10分にもわたって繰り広げられるサンプリングとキックの饗宴、分裂症気味です。これからのJOSS先生の活躍に期待せざるおえません。

Ixindamix / Audiotrix

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「Spiral Tribe」の一員でもあり、90年代半ばから活動している「Ixindamix」が「Audiotrix」からの過去10年にわたるリリースの中から選んだベストアルバム。ＣＤです。TRIBEというよりもFREETEKという感じで、ブレイクビーツ及びテクノを広い視点で捉えて独自に解釈するといった内容。どの曲も文句は無いのですが、ジャンプアップ風のベースにテクノなキックが合わさる「Get UP」とサンプルでゲットー的な一面を見せながらも根底ではガバキックと脳直のシンセでLSDな世界観を見せる「It B Skatekat 3」がオモシロイです。
「Spiral Tribe」とかあの辺りの人たちはサイトからも少し分かるようにアメリカ西海岸ヒッピー文化もしくはニューエイジと少し関係があるのですがそこら辺もちゃんと探りたいです。前も言ってた気もしますが。