涼宮ダブヒの編纂 / Jamm the Sixx Hold.

tomad2007-11-03

M3で購入。同人音楽からいや何処からもこんなのが出てくるなんて予想してなかった。1年前ぐらいからくっつり会の存在は知っていたが、もっとネタ臭が強い方向へ進むのかと思っていた。だが予想に反して、より強固なサウンドを打ち出してきた。ネタを含まずガチでリリースしたSounds Of Umbraのアルバムは日本でここまでのハードなドラムンベースが出来る奴がいるのかと素直に関心。そして、ドープなトラック共にナチュラルな日常を綴った深いリリック放つ、HIPHOPユニットムサシノクラン。ココまでになった今、路上での日常を描くより、イサコ様への愛を語ったほうがおかしな事だが逆にリアル。
今までの涼宮ダブヒの抽出のリミックスを中心とする「涼宮ダブヒの編纂」ダブステップドラムンベースアシッドテクノ、PLANET-μ周辺でリリースされているようなビートミュージックの上に時に極度に歪められた涼宮ハルヒのキャラクター達の声が刻まれて押し込まれている。むしろ、涼宮ハルヒという膜を被らなくても全然いける。フロアで流したらならばすんなり適応するような、キャラクターに過度に依存していない。例えばPublic Enemyの楽曲でマルコムXのサンプリングが使われたように、自分達が影響を受けたカルチャーをこの様に楽曲に押しこめる事はなんらナチュラルな事であると思う。特に良いと思った曲はPut Dis On[Bedroom Disco Mix]カットアップされた声がかもしだすコミカルさとクリアな4打ちビートの相性がフロアライク。くっつり会関連のリリースは秋葉原のCDショップEARSで売っている。気になった方は是非。