Wonky technoとは何か?!

以前にも取り上げたことがあるMichael Forshawや「SI BEGGとその周辺 - No Future???」辺りのシーンの事を「Wonky techno」と言うみたいなんです。一応英語のウィキペディアに項目があったのでそれを翻訳したのを載せてみます。いつも通り翻訳エンジン使いまくりなんで間違いが多いかもしれませんが。

Wonky technoは、テクノミュージックをベースとしながらも既成の4打ちから逸脱した新しい音とリズムを実験します。その音はしばしば歪み、どもり、折り曲げて壊れされ、グリッチミュージックやエレクトロ、ブレイクビーツから多くの影響をうけています。Wonky technoはダンスフロアで機能するとてもファンキーなミュージックになりえます、しかしもう一方でそれは非常に抽象的で実験的かもしれません。
Wonky technoの起源には厳密な規定がなくこの言葉が使われはじめたので、いくつかの論争があります。最も一般にこの言葉は起源は「Jerome Hill」からはじまっていると思われています。彼がロンドンのレコードショップ Dragondisksで選んだ楽曲に「Wonky」と印をつけた事がこの言葉の起源と言われています。
「Wonky」は一般的に形式的な展開に安定せずミニマルではない音楽形態をとります。他のレコードショップは「experimental」と呼んだり、「quirky(気まぐれな)」と呼んだりします。また「Wonky」は不揃いなビートによって定義されないその試みでありながらも、同じようなブレイクや特定の音色を使用しているので「no skool」とも呼ばれます。
シーンはまだかなり小さいのですが、特にロンドン、ブライトン、グラスゴー、ベルリンで徐々に大きくなりつつあります。Coin Operated、Earwax、UglyfunkIridiumBLOCとMonox等のパーティーはイギリスで好意的な多くのリスナーを惹きつけ参加者も多いです。
Cristian VogelLuke's AngerSi BeggNeil LandstrummT.RaumschmiereTobias Schmidt、3D!t、JE:5Dave TarridaJason LeachCannibal Cooking Club Crystal Distortion (Spiral Tribeで知られる)、Surfin'bernard (Gaye Bykers on Acidの一人)、Michael ForshawMasconFugoBass InvadersBill YoungmanRotorik、Audiovoid、Lissajou等がWonkyサウンドのプロデューサーです。
Neue HeimatSativaeInput-OutputMiditonal Chan'n'MikesKitty Corner RecordsSubheadDon'tScandinavia、Sub:Strata、UglyfunkShitkatapultMental.IndMercurochromeFeinwerkNovamute等がWonky technoのレーベルです。
「Wonky」はケタミンの俗語用語でもあります、それは「Wonky Donkey(不安定なロバ)」や「Donkey Wobbler(ロバみたいによろよろする人)」なぜならそれは馬に精神安定剤として使われるからです。しかし、ケタミンはどのダンスミュージックシーンにもありがちです。Wonky technoとこの俗語用語の関係性は未確認です。
Wonky techno - Wikipedia, the free encyclopedia

分かるようでまったくわからないですね。フリーフォームな打ち込みでブレイクビーツを多用するしながらも、テクノの音色を使うフロア向けの音楽と言った感じなんでしょうか。個人的には2つの流れがあると思っていてSIBEGGやNeil Landstrumm等のノーフュチャーが地下で脈々と続いていたものが現れてきたのと、Michael Forshaw、Luke's Anger等の2005年以後、比較的最近に頭角を現してきた新人がシーンを再び盛り上げているのではないでしょうか。前者の音はかなり深層からかなり捻くれているドープ感じのが多いのです。代表的なレーベルとしてSativaeScandinavia等。後者は踊りやすい音で構成されていて、シュランツとの接触もあるようで4打ちが中心の曲が多い気がします。代表レーベルはDon'tMiditonal等。
日本で入手できそうなCDやレコードとしてはLuke's Angerが出したファーストアルバム「Funk of the Rural Neverness」やKANJI KINETEC が収録されたBring Out The Big Guns EPがいくつかのレコードショップに入ったり、SI BEGGやNeil Landstrumm等古くから活躍してるアーティストは入手しやすいのですが、Don'tMiditonal等の新しめの音は中々入手が難しいですですが、こちらはダウンロード販売BeatPort等でしているのでそこで入手してみるのも手かもしれません。
巷というか極1部で話題のKANJI KINETECがWonky techno系のレーベルから出したのが個人的には意外で、ベースライン系の流れにどうWonky technoのテクノの流れが影響を与えていくのか今後気になります。

Cristian Vogel - Bite and Scratch (1996)


こんな感じのリズムがベースな曲が多い。

Michael Forshaw vs. Der Totmacher Live @ SonneMondSterne #2


行き過ぎてガバっぽくなってるのもある。
詳しい音はWIKIの引用の所にレーベル、アーティストのリンクをわかる限りしてみたんでそこから聞いてみてください。