おれとスピードフリークあるいはおれとDJ C-TYPE


勿論、X-TREME HARD - THE SPEED FREAK SESSIONSブログの企画の便乗ですが個人的に物凄くスピードフリークには思い入れがある。来日するらしいのだがまだまだ未成年で行けないのが悔しい。生きているうちにもう一度きてくれ事を望む。
僕がスピードフリークを初めて聞いたのはDJ CTYPEのMIXCDからだった。ロッテルダムからガバを聞き始めて、どんどんニュースタイルガバ系の新しいモノを聞いていくにつれて段々としっくりこなくなってきて、DJ CTYPEのINOUEMADNESSシリーズに手を出した。たぶんVol.10をあたりをはじてめて買ったのか、もう忘れたが、確実にINOUEMADNESSにはスピードフリークが少なくとも1曲は入ってくるのだ。ここからスピードフリークの存在を知った人は少なくないと思う。HIPHOPと4打ちハードコアを軽やかに行き来する変名であるDJ fistfuckのEmergency (Remix)、これでもかというギタリフに突然マリファナの優しい歌声が入るMarihuana、そしてINOUE MADNESS 11のNEDのMIXに入ってた、ギタリフとシンセでごり押しのBody Rock!!!これは今でも相当なマストソング。Simon UndergroundのMIXCD/Epileptik Mix 10 : Heterodoxyの他の曲は3分前後なのに最後に一人7分もの時間を割いて収録されいたDJ Fuckもこれがハードコアで遊んでるって感じがしてメチャクチャカッコイイ。
MIXCDでは飽き足らず、レコードを買いだすんだけどこれがほとんど日本には無くて、わざわざ沖縄のレコード屋から Gabberdisco Vol. 1 を取り寄せたり、偶然1996年の来日の為に作られたらしいLive In Japanをグルビで発見して、あー来日してたのかーと思いをはせてみたりしたな。これがまた凄まじいレコードでゴジラのサンプリングから始まる高速ガバTokyo Terror。そして、「アンアンアン」というあえぎ声や詳細不明のアニメヴォイスサンプリングが撒き散らされ、「俺たちは2人ともオタクじゃないかこれからもオタクで生きていくんだ」と最後に言い放って終わるこちらもサンプリング主体のガバの I Otaku (Remix)。スピードフリークは10年立った今でもこの言葉を覚えているのでしょうか。再びぶり返す可能性もぬぐえないよな。
最近でも、10年前に負けない位、いい仕事をしていて、ポップにそしてハードにエミネムをサンプリングした「Controversy」やAbsurd Audioレーベルからリリースされている楽曲など良質なフレンチコアを量産している。全然、こっちがリリースに追いつけていない状況。
あと、印象深いのが、1996年前後にSearch & Destroy としてハッピーガバに走ってたころの楽曲。後追いでCDに入っていたDeep In The Underground を聞いたときの衝撃は凄まじかった。ラガからポップソング、ラップの縦横無尽のサンプリングの上に、ガバキック、的確なシンセ、時にジャングルブレイクビーツ!!!これはもう色々と一生超えられないよね。僕のDJMIXはこの感じの延長のようなモノ。
スピードフリークを意識しないで、ROBACID等の98年ぐらいのアシッドテクノがすばらしいので漁っていたらココにも、Biochip C.やCyclo-S9やBadassという変名でイカレた曲を携えて現れてきたりするんだもんなー。ホント、僕が行くところ先回りされている気がするよ。まさしく「お前の未来は俺の過去 」ですね。